VOCALOG

ボーカロイドを映像から考察する1

昨今のオリジナルボーカロイド曲は最早PVがついているのは当たり前で
音楽一人イラスト一人動画一人の三人体制で作っているのが
主流だと思われる。
実際に音楽とイラストと動画は全く別の趣味であって
全部をやっている人のほうが少ないので当然と言えば当然の話である。

底辺Pの話になって申し訳ないが底辺Pだと人にイラストや動画を頼むのは
とてもハードルが高いことなので自分で全部やってしまう人も多い。
しかしその多くはやはり音楽をメインに作っている人なので
絵や動画はクオリティが低い場合が多い。

しかしその中でも全て一人でやっているのに
その全てがクオリティが高い人も中には存在する。
少人数ながら何人かいるが
今回は触媒ファントムガールさんを紹介します。

触媒ファントムガールさんのマイリスト
http://www.nicovideo.jp/mylist/28249882

その中でも今回は最新曲ネオテニーラブを考察する。

まず冒頭三秒
リズムに合わせて雨粒が落ちる
もう既にこの時点ですごい
映像と音が合っている。
この映像と音を合わせるのは割りと大変な作業だ。

6秒~カメラに水がついている表現
おそらくAEのプラグインオプティカルフレアでやっていると思われる。
これによって映像の質感が上がっている。

9秒~カットインがブラーから入っている。
ここのシーンはカメラぶれがはいっていて曲の盛り上がりとリンクしている

15秒~タイトルが出るシーン
シーンのメリハリがすごくついているのは
曲の盛り上がりに合わせてカメラがズームアウトしているからか。
このときカメラブラーがかかっていて質感が向上している。
パーティクルにもブラーがかかっている。

49秒~教室のシーン
教室を全て3Dで作りこんでいる。
画面下部がブラーが強め、画面全体にノイズエフェクト
カメラもゆっくりにしていて色調補正も凝っている。

1分 六角形のアイリスが多数はいっていて質感が向上。フリッカーも入っている。

1分11秒 ここも一気にズームインして迫力を出している。
キャラクターの後ろに文字が大きく入っていて、これも今までの文字の出し方と違い
迫力のある文字の出し方になっている。
一つ一つの文字の字間が広がっている。トラッキングの拡張の使い方も巧い。

1:39 ウーパールーパーがダンスしているシーン
ここもパペットツールなどで細かくしっぽなど揺れている。リズムに合わせた動かし方もセンスがある。

2:27 机が一気に動き出すシーン
それまで動かなかったものが一気に動き更に背景も真っ赤にして
映像の抑揚の演出に成功している。
おそらくCINEMA4Dのモーグラフあたりを使っていると思われる。

3:51秒 二人は実は巨大のウーパールーパーに乗っていたというシーン。
キャラクターの3Dレイヤーがウーパールーパーよりも後ろ側にあるようで
3D感が強調されている。
ここは最初3Dかと思わされるクオリティ。
手足の動きに合わせて地震のようにカメラ揺れをしており
非常に細かいコンポジットワークが伺える。

4分8秒ウーパールーパーが砕け散る。
AEのシャターだとここまで細かく砕けないので
どうやってこのシーンを使っているか不明。
技術力の高さに圧倒させられる。

絵の枚数は実はそれほど多くはないのだが
とにかく映像表現の見せ方がすごいので
枚数の少なさを感じさせないすごい映像作品だ。

設定画も公開していて本当にこの人の世界観があるのだと作品から伝わってきた。

ちなみに私も
自分のボカロ曲の設定ブロマガ書いています(*ノω゚)ゝチラッチラッ見てくれると嬉しいな(*ノω゚)ゝチラッチラッ
http://ch.nicovideo.jp/vocarock/blomaga/ar201488

世界観のしっかりしたボカロ曲大好きです。


tagami
tagami_thumbnail

幾何学的音楽性を内包しつつそれとは対照的なHEAVYROCK曲を作っています!
よかったら聴いてね!↓
http://www.nicovideo.jp/mylist/30764680

twitter
https://twitter.com/tagamicom



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