VOCALOG

思い出標本屋 / muu

思い出標本屋 / muuの歌詞

グロテスク濡れたリノリウム 歪な街がエラー吐く
骨まで浸ったホルマリン 薬品薫る標本屋

ほつれた白衣を翻し 小さな部屋で彼は言う
「君の大切な宝物 何でも保管いたしましょう」

夜になったら蹲り 欠けた月見て憂い出す
酔狂な夢に泣き咽び 朝が来るまで傷舐める

ああ笑ってくれよ誰か フラスコに映る私の眼
ほら液体に泡が浮かぶ きっとここにはなにもない

もう溶かしてくれよ全て 赤く錆びつく思い出も
ほら長い指が幕を上げる 何も持ってはいたくない

「通常でいたい誰かのため 自分を犠牲にしているの」
「奇特な趣味だね マゾヒスト?」
ニヤニヤ笑う標本屋

煙草の煙を吐き出して 小さな部屋で彼は言う
「君の大切な宝物 何でも保管いたしましょう」

全てを預けてしまえたら いっそどんなに楽だろう
きつく結んだ手の平を かざした薬缶は湯気を出す

「透明無色 ほら こんなに綺麗で
たゆたう美しい 僕らの中身を」

ああ笑ってくれよ誰か こんなにも馬鹿な私の事
ほらゆっくり始める 深い 淀んだ思い吐き出して

もう溶かしてくれよ全て 赤く錆びつく思い出も
ほら長い指が幕を上げる 何も持ってはいたくない

もう溶かしてくれよ全て 赤く錆びつく思い出も
ほら長い指が幕を上げる 何も持ってはいたくない

思い出標本屋 / muuにコメント

ボカログ存続のために力を貸してください!

これからもボカログを運営していくため、この一度だけでもぜひボカログのご紹介をお願いします!